共感する心
さて、2日に通院して「可能性のある病名」を聞き、それを3日の出勤で話した。
前日、早引けしてるせいもあり、そりゃ話さないといけないのだ。
で、分かりやすく「脊髄と首の骨の間の普通は柔らかい部分が堅くなって・・・」というと、だれもが「ああ、後縦靱帯骨化症!」と言った。驚いた!
さすがと言えば流石だが、やはり福祉関係の仕事してると、知ってるもんなんだなぁ。
しかもその内の一人は、先日、その病気を調べたばっかり。
私が前夜、インターネットでむさぼり読んだサイトそのものを、印刷して、手元に置いてあった。
で、私のチームの2人は、その病気を知っているからこそ
「定期的に見せに行かないと」
「首に無理な動きはしないように」と、非常に理論的なことを言ってくれた。
が、一人だけ、そんな病名もしらない若い子がいた。
で、印刷物を読み、ガッカリと落ち込んでた。
だもんで、こっちの方が気を遣い
「いや、あの、さ、まだ、決まった訳じゃないし・・・」
「・・・・・・・・・」
「まぁ、だからさ、うーん、ほら、オレ、でも、思った。良い障害者になって、ヘルパーさんに、本心から『ありがとう!』って言って、ヘルパーさんのやる気を引き出す、ヘルパーさんが、ヘルパーやっててよかった!と思ってくれる、そんな良い、利用者になるって、思ってさ・・・へへへ」なんて、ついつい言った。
すると「そ、そうですね。そのときは私が担当します」と、言った。
言葉はそれだけ。
でも、ちょいと涙目で、でも無理して笑おうとしてた。
じーんと来た。
なんで病気持ちが気を遣って、健常者を励まさねばならんねん!と思ったが、
その「ちょい涙目で、でも無理して笑う」思いに、ちと感動した。
ただただ話を聞いて、んで、泣いてくれた・・・だけなのだが、それがエラく心にしみた。
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